単語・熟語

実は「3つのもの」にも使える?! between徹底講義!amongとの違いについても解説します

あなたはbetweenの意味を正しく理解していますか?「2つの物の間を表すんでしょ?」と思った方、少し違うんです。

実は、betweenでは3つ以上の物についても使えるんです。

この記事では、簡単そうで実は少し複雑な前置詞betweenについて徹底解説します!この知識で、他の英語学習者と差を付けられること間違いなしです。

それでは、betweenという前置詞について詳しく見ていきましょう!

目次

ポイント

この記事のポイントをはじめに載せておきます。

①betweenの基本イメージは「2つのものの間」
②そのイメージから「2つの物の間にある」「2つのものの関係性」の意味を持つ
③ただ実際は「3つ以上の物の間」も表すことができる
④betweenは「はっきり区別される独立した物や人の間」、amongは「漠然とグループとして意識されるものの間」という違い

この記事では、より分かりやすくするために、「2つのものの間」というイメージを先に解説し、その後で「3つ以上の間」を表す場合について詳しく解説していきます。

betweenのイメージ

betweenの基本イメージは、「2つのものの間」です。イメージは単純ですが、単純さゆえに色んな場面で使われます。

基本的には、

1. between A and B 「AとBの間」
2. between 名詞(複数形) 「名詞(複数形)の間」

という形で使われます。

この「2つの間にある」という状態から、次のようなイメージが出てきます。

①2つの人・物・時点などのを指す

この図のように、ある2つの物や、人、時点の間に位置しているイメージです。

例文を見ていきましょう。

I'm planning to travel between Osaka and Tokyo next week.
私は来週、大阪-東京間を旅行する予定だ。

The dog sat between me and my sister.
その犬は、私と妹の間に座った。

Could you put the chair between the plants?
その椅子を、それらの植物の間に置いてもらえますか?

I am standing on the border between the U.S. and Mexico!
アメリカとメキシコの間の境界線に立ってる!

You weigh over 100kg? Seriously, you need to stop eating snacks between meals!
体重100kg超えてるの?マジで、食間にお菓子を食べるのをやめる必要があるよ!

* weigh: ~の重さがある

What's going on between you guys?
君たちの間で何が起こってるの?

The income gap between the rich and the poor is growing.
金持ちと貧しい人の収入の差が大きくなっている。

The company is planning to publish the app between 2022 and 2024.
その会社は2022年と2024年の間に、そのアプリをリリースする計画を立てている。

The 60% of the audience was aged between 20 and 30.
観客の60%は、20歳と30歳の間の年齢だった。

このように、物・人・年齢・場所など、いろんなものの間にあるものを表現できるのです。

②人・物 同士の関係性を指す

次は、物・人同士の関係性を表す意味です。

Hundreds of thousands of people were killed in the war between France and Germany.
何十万人の人が、フランスとドイツの間の戦争で亡くなった。

これは、フランスとドイツの物理的な間に戦争が"ある"というよりも、両国で戦争が行われているということですね。

このように、戦争、衝突などを表すときにもbetweenが使われます。

I watched the match between Argentine and Brazil.
アルゼンチンとブラジルの試合を見た。

これも衝突と近いですが、このように試合で相対する両者を表すときにも使われることがあります。

Can you tell the difference between those cats?
あれらのネコたちの(間の)違いを言えますか?(違いが判りますか?)

これも、「違い」が猫たちの間に存在するというよりも、猫たちを比べて、違いを見出すのですね。

The relationship between the two countries is getting worse.
その2国間の関係は悪くなっている。

これも、2つの国の"間にある"関係という意味ですね。

Is there a link between smoking and diabetes?
喫煙と肥満の関連はありますか?

このようにものの違いや関連性などを表すときにもbetweenが使われます。

amongとの違いは?実は3つ以上の物にも使えるbetween

ここまで、betweenは「2つのもの」の間にあるものや、その物同士の関係性を表すと説明してきました。

しかし、実は次のように3つ以上の物についても、betweenを使うことが可能なのです。

「あれ、でもamongが『3つ以上のものの間』を表すのでは?」と思ったかもしれません。しかし、実際は少し違います。ここでは、betweenとamongの違いを説明します。

amongとの違いは「1つ1つがはっきり区別されているか」どうか

betweenは、「1つ1つ明確に区別した、独立したもの」であれば、3つ以上の物にも使えるのです。

amongは、「グループとして意識されている、3つ以上の物の集合」に対して使います。

例文を見てみましょう。

You can choose between an iPad, a speaker and a headphone for your birthday present.
誕生日プレゼントに、iPad、スピーカー、ヘッドホンの中から選んでいいよ。

I want to know the differences between iPad, iPad Air and iPad Pro.
iPad、 iPad Air、 iPad Proの(間の)違いが知りたい。

このように、それぞれ明確に1つ1つが区別できるようなものの間の関係性にも、betweenを使うことができるんです。

対して、amongの例文を見てみましょう。

This app is really popular among my friends.
このアプリは、私の友達の間でとても人気だ。

I study social relations among teenagers.
私はティーンエイジャーの間の社会的関係について研究している。

このように、漠然と「グループ」として意識されている、3つ以上の物や人の集合については、amongを使うのですね。

amongの詳しい意味や使い方については、別記事に譲りたいと思います。

betweenを使った表現

最後に、betweenを使った、よく使われる表現を紹介します。

between you and me 「ここだけの話」

これは、「ここだけの話」「あなたと私だけの秘密だけどね」という意味で使われます。会話の冒頭でも使われます。

「あなたと私の間の(秘密)」という意味なので、betweenが使われています。

例文を見ましょう。

Between you and me, they are getting married next month!
ここだけの話、彼ら来月に結婚するんだ。

This is just between you and me, but I have smoked when I was five.
これはここだけの話だけどね、私5歳の時にタバコ吸ったことあるんだ。

同じ意味で、"between us"という表現もあります。

Let's keep this between us. Don't ever tell anyone anything about this.
この話は私たちの間だけにしよう。絶対に誰にもこれについて何にも言ってはいけないよ。

* tell <someone> <something>...<誰か>に<何か>を言う

between a rock and a hard place 「板挟みになる」

これは、be caught/stuck between a rock and a hard placeという表現で使われます。

例文を見ましょう。

I lost my dad's wallet! If I tell him the truth, he's gonna be so mad. I am stuck between a rock and a hard place.
お父さんの財布なくした!ホントのことをお父さんに言えば、すごく怒るだろう。。板挟みだ

このように、どうにもならない、板挟みになっているという表現として、使われます。

おわりに

さて、この記事を通してbetweenの知識がだいぶついたと思います。

このイメージや知識を持っておけば、どんな文脈でbetweenが出てきても理解できるレベルになっているでしょう。

是非他にもいろんな例文に触れて、感覚的に理解し、感覚的に使えるようになりましょう!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

  • この記事を書いた人

Kazu

国連英検特A級合格(二次試験満点)、TOEIC満点、TOEFL iBT108点取得。大学では英語を専攻し、カリフォルニア大学で1年間政治経済を学ぶ。これまでに海外留学支援やTOEIC/TOEFL模擬試験の作成と編集、TOEICや英文法・英会話の講師、翻訳など様々な英語に関する 仕事に携わってきました。

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