英文法

未来進行形(will be ~ing)はどういうニュアンス?イメージや具体的な例をもとに感覚をつかもう!

目次

はじめに

英語には未来を表す表現はいろいろありますが、その中でも未来進行形はどういったニュアンスがあり、どういった場面で使えるのでしょうか。

具体的な図や例文をもとに、この記事では分かりやすく未来進行形について解説していきます!

未来進行形のイメージ

未来進行形は、「未来のある時点で進行していることを表現する」ための表現です。

下の図を見てみましょう。

未来進行形のイメージ

この時、「未来の一時点」とは、「明日の朝7時」「明日友達と会う時」「来週の同じ時間(午後6時)」ですね。

こういった未来の「ある時点や出来事」に焦点を当てて、その時点には「~してるところだろう」と言う時に使えるのです。

先ほどの図の内容を英語で表現すると、こうなります。

I will be sleeping at 7 AM tomorrow.
明日の朝7時には寝ているところだろう。

会う予定の友達に、自分が待っている場所を知らせるとき:

I will be waiting in front of the shop.
(会う時)店の前で待ってるね。

I'll be working out at the gym this tomorrow next week.
来週のこの時間はジムで運動してるところだよ。

どれも「ある時点」に「進行していること」を表現していますよね。

さて、ではイメージをつかんだところで、解説していきましょう!

will be ~ing の基礎

解説

未来進行形の形は、"will be ~ing"という形です。

さきほども説明した通り、「未来(will)」の「ある時点で進行していること(be doing)」を表現できます。
これが未来進行形の基本的な意味です。

未来進行形の型

では、具体的な例文を見てみましょう!

Situation①:

友達から「明日電話で話したい」と言われたので、時間を決めようとしています。

Lisa: Are you available at 10 in the morning?
Lisa: 朝10時は空いてる?

You: I'll be working at that time. How about 6 PM?
あなた:その時間は働いてるんだ。午後6時はどう?

*available: 予定が空いている

この時、「10時」には空いているかと聞かれて、「その時点(10時)ではちょうど働いているところだ」と言っています。

ちなみに、これを単に"will"にすると、意味が全く異なります。

You: I will work at that time. How about 6 PM?
あなた:その時間は働くね。午後6時はどう?

"will"は「その場で決めた予定」を表すような意味があるので、「じゃあその時間は働くね」というようなニュアンスになります。

「10時は空いてる?」と言われて「じゃあその時間は働く」というのはちょっとずれていますよね。

ここで未来進行形にすることで、「その時間はちょうど働いているところだから~」ということを表せます。

まさに「ある時点で進行しているところ」を表していますね。

Situation②:

ルームメイトのSallyに、あなたが家に帰る時間を伝えています。

You: I'll be back at around 8 PM today.
あなた:今日帰ってくるのが午後8時ごろになるよ。

Sally: Got it, then you should take an umbrella with you because it will be raining when you return.
Sally: わかった、帰ってくるとき雨が降っているから傘持って行ったほうがいいよ。

この場面でも、「帰ってくる」時点で「雨がちょうど降っている」という意味で未来進行形が使われていますね。

既に決まっている予定を表す未来進行形

解説

"will be ~ing"という形は、「既に決まっている予定」を表すこともできます。

例えば、次の例文を見てみましょう。

会社の友達から、「明日どこかで話したい」と言われたとします:

I'll be having lunch with some of my colleagues at my office tomorrow, so you can join us.
明日同僚と私のオフィスでランチをするから、そこに加わってくれていいよ。

この時は、ある時点で進行していることを表現しているというよりも、「明日そういう予定なんだ」と言っています。

このように、「既に決まっている予定」を表すときにも未来進行形が使えるのです。

be going to との違い

ただ、似た表現に"be going to"もありますよね。この違いはなんでしょうか。

結論から言うと、be going toのほうが「意思がある」というニュアンスがつきます。

例えば、次の例文を見てみましょう。

①I'll be attending the conference all day tomorrow.
 明日は会議に出席しているんだ

①のほうは"will be attending"が使われています。

訳にも少しニュアンスを出してみましたが、少し「進行している」というニュアンスが出ます。

つまり、明日は「会議に出席している」ということが進行しているんだ、といった感じです。

それに対して、"be going to"を見てみましょう。

②I'm going to attend the conference all day tomorrow.
明日は会議に出席するんだ。

これは、自分が「会議に出席する」と決めて、そういった行動をとるつもりだ、というニュアンスです。

"will be attending"のほうは、「明日は会議に出席してるよ~」というように「進行している」というニュアンスでしたが、"be going to"のほうは「明日は会議に出席するつもり」というように「意思を持ってそういうことをするんだ」というニュアンスとなります。

さいごに

英語には「未来」を表す表現がたくさんありますが、それぞれ使いどころやニュアンスなどが違います。

その中でも未来進行形は未来のある時点で進行していることを表すことを学びました。

日常でもよく会話で使うので、是非この表現に出会ったり、使えそうな場面があった場合は是非このイメージを思い出してくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

  • この記事を書いた人

Kazu

国連英検特A級合格(二次試験満点)、TOEIC満点、TOEFL iBT108点取得。大学では英語を専攻し、カリフォルニア大学で1年間政治経済を学ぶ。これまでに海外留学支援やTOEIC/TOEFL模擬試験の作成と編集、TOEICや英文法・英会話の講師、翻訳など様々な英語に関する 仕事に携わってきました。

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